国道182号の福山市東深津町付近に西鍋蓋交差点という不思議な名前があります、鍋蓋の由来は?

福山市にある鍋蓋という地名の由来と周辺状況についてご紹介します。笠岡街道や国道182号、近隣の店舗や学校、公園も紹介します。

「鍋蓋」の由来

広島県福山市を通る国道182号に西鍋蓋交差点があります。この「鍋蓋」という名前は、笠岡街道の北側にある小さな薮に由来しています。

薮の中に荒神社があります。この一帯は寛文年間(1661年~1673年)までは大きな沼でした。しかし、どんなに大きな洪水があっても、この薮は汁鍋の蓋のように浮かび上がり水がつかないことから、この名前が付けられました。

笠岡街道とは

笠岡街道は広島県福山市と岡山県笠岡市を結ぶ古道です。 明治時代までは福山と笠岡を結ぶ幹線道路でしたが、1912年に旧国道2号が大門町を通過する際に山道は廃道になったそうです。

笠岡街道は享保7年(1732年)に福山往来(笠岡街道)として笠岡から西浜、吉浜を経由して開通しました。 国道2号が1950年代に現在のルートに整備されるまでは、福山市に通じる唯一の幹線でした。

現在の周辺状況

西鍋蓋交差点は広島県福山市南蔵王町4丁目17付近にあります。南北に片側2車線と右折レーンのある国道182号、東には1車線の道路、西には片側1車線の道路があります。近隣にはローソン福山南蔵王町四丁目店、オートバックス蔵王店、くら寿司福山東深津店、福山市立城東中学校、高崎停留所があります。

南東200メートルのところに鍋蓋公園があります。面積は約0.21ヘクタールで、緊急時の避難場所に指定されています。公園内には手城川が流れており、橋が架かっています。およそ2年前に新しくなった遊具があります。

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