かつて福山市にあった、職種に因む町名:桶屋町

福山市の地名と由来

広島県福山市にかつてあった桶屋町は福山城の東に位置し、桶屋職人たちが暮らし、働いていた地域でした。当時の名残は見つけられませんでした。

桶屋町とは

桶屋町おけやまちは、福山城の東にあった城下の町人屋敷地です。町名は桶屋職人が居住していたことに由来します。

桶屋とはなにか

桶屋とは、桶というものを作る人や売っている店のことを言います。桶とは、木を細長く切って丸く組み立てたもので、水を入れたり、味噌を保存したりするのに使います。これを作る人を「桶屋さん」や「桶大工」と呼びます。

木材加工の中で桶を専門に作る職人が増えたのは、およそ600年前の15世紀のことです。その頃から、桶は人々の生活に欠かせないものとなりました。17世紀になると、桶屋は自分で桶を作って売るようになり、福山をはじめ、城の近くには桶屋が集まって住む「桶屋町」ができました。

桶屋町の現在

1965年に福山市宝町、福山市城見町の一部となりました。

参考URL

桶屋町 (350000094100) | 『日本歴史地名大系』地名項目データセット

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