仙酔島の魅力と可能性(1):特徴・地質・パワースポット編

福山市の文化

仙酔島の美しさと歴史、パワースポットを探求します。福山市国民宿舎跡地は星野リゾートが契約締結となるのか。今回は仙酔島の位置と特徴、地理と地質、パワースポットについてご紹介します。

次回は仙酔島の魅力と可能性(2):歴史・文化・現在・未来編をご参照ください。

仙酔島の位置と特徴

仙酔島は、広島県福山市の鞆の浦に浮かぶ島です。一周約6kmのこの島は、1934年に全国で最初に国立公園に指定された瀬戸内海国立公園の中にあります。また、国名勝「鞆公園」の一部でもあります。この島には民家がなく、無人島に分類されています。

仙酔島の名前の由来は、「仙人でもその美しさに酔ってしまう島」だと言われています。そして、江戸時代の学者である頼山陽は、仙酔島や瀬戸内海の美しさを見て、「山紫水明」という言葉を作りました。これは、「山が紫色に見え、水が明るく見える」という意味で、自然の美しさを表現しています。このように、仙酔島はその美しさから多くの人々を魅了してきました。

仙酔島の地理と地質

仙酔島にはいくつかの山があります。

  • 御膳山:渡船場から10分ほど歩くいたところにある、高さが約30.1メートルの山です。
  • 大弥山:仙酔島の一番高いところにある、高さが158.7メートルの山です。
  • 中弥山:大弥山より360メートル北西方向にある、高さが約113.4メートルの山です。
  • 小弥山:国民宿舎跡地の北西方向にある、高さが約47.0メートルの山です。

仙酔島は約9000万年前の火山活動によってできた島で、主に溶結凝灰岩という岩石でできています。これは、火山の爆発で飛び散った灰が固まってできた岩石のことを指します。

そして、この島には、日本で唯一、ここにしかない「五色岩」という特別な岩石があります。五色岩は、青(緑)、赤、黄、白、黒(紫)の5色の層が200m以上も続いている地層です。これは、一億数千年前の大きな火山活動によってできたもので、地質的にはとても珍しいものとなっています。

五色岩の周りには、大小200ヵ所もの「海食洞」があります。海食洞とは、波が岩を削ってできた自然の洞窟のことを指します。

五色岩は、その美しさと珍しさから、仙酔島の「パワースポット」として知られています。パワースポットとは、特別なエネルギーを感じることができる場所のことを指します。五色岩を訪れると、「ここで永遠の幸せを手に入れることができる」と言われています。五色岩の存在は、仙酔島の魅力を一層引き立てています。

パワースポットとされる仙酔島

五色岩以外にも、仙酔島がパワースポットと言われる理由を2つ紹介します。

仙酔島は、特別な場所に位置しています。それは、紀伊水道、豊後水道、関門海峡からの海流がぶつかり合う場所です。この地理的な特性から、仙酔島には強いエネルギーが宿ると言われています。

また、仙酔島には「龍神橋」という特別な場所があります。これは、「龍の背中に乗れる場所」として知られています。つまり、ここに立つと、まるで龍の背中に乗っているような感覚になると言われています。そして、ここで願い事をすれば、その願いが叶うとも言われています。

仙酔島がパワースポットとされている理由は、島の自然の美しさや、島の歴史、島の文化にあります。つまり、それらが、人々に特別なエネルギーを感じさせ、パワースポットとしての価値を高めているのです。

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