女子大学生を対象とした護身術と具体的な防犯の呼びかけ
最近の女性を狙う犯罪の発生を受け、広島市安佐南区の安田女子大学では、女子学生の防犯意識を高めるための防犯教室が開催されました。看護学生を含む約130人の2年生が参加し、警察官から護身術や犯罪被害から身を守るポイントを学びました。
警察官からは、女性は男性の力には勝てないため、護身術は相手を一瞬ひるませて逃げるためのものと説明がありました。学生たちは、後ろから襲われた際に足の甲を踏みつけ、体を回転させてみぞおちにひじ打ちを浴びせ、振り払う方法などを実習しました。
警察は、防犯のポイントとして、犯罪に遭わないためには「自意識過剰」と思うくらいの意識が大切だと強調しています。具体的な行動として、帰宅時などにスマートフォン操作やイヤホン着用をしながら歩かないこと、裏通りではなく表通りを歩くこと、時々後ろを振り返ること、深夜帯に一人で出歩かないことなどを挙げています。
また、オートロック扉を閉まるまで見て「共連れ」を防ぐことや、エレベーターでは男性と二人きりにならないようにすることも重要だと注意を促しています。
コンビニ強盗対策訓練で学ぶ安全確保
県内でコンビニ強盗事件が相次いでいることを受け、廿日市市内の店舗で、強盗への対処法を学ぶ訓練が行われました。訓練では、凶器を持った強盗犯役の警察官が現金を奪って逃走するという設定で、店員が通報や現場説明を練習しました。
廿日市警察署の生活安全課長は、犯人はお金を奪うことが目的なので、客や店員は極力犯人から距離をとり、静かに犯人が逃走するのを待つのが安全上良いと強調しました。まずは身の安全を確保した上で、すぐに通報することが大切です。
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