大阪のスター、ヒョウの「アカツキ」が広島に初遠征
広島駅新駅ビル「オイスタービジョン」で公開開始
広島駅の新駅ビルに新設された大型ビジョン「オイスタービジョン」にて、3Dキャラクター「アカツキ」を起用した映像コンテンツが、2025年9月23日(火)より公開されました。
アカツキは、JR大阪駅の「暁の広場」の上部をねぐらにする、茶目っ気があり好奇心旺盛なヒョウのキャラクターとして知られています。彼は毎日、大阪駅を行き交う人々を観察して過ごしており、そのリアルかつ迫力のある映像と、時折見せるお茶目な一面で大きな話題を呼び、大阪のランドマークとして多くの人々に親しまれてきました。
広島遠征の目的とは?
これまで大阪駅で活動していたアカツキが、今回初めて大阪を飛び出し、広島に初上陸しました。彼は広島の街で新たな発見と出会いを繰り広げ、広島の街全体を熱く応援する目的でこの遠征を行っています。アカツキの映像は、広島駅新駅ビル中央アトリウム空間「エキ×デンスクエア」の頭上に設置されたオイスタービジョンで放映されています。
臨場感あふれる裸眼3D映像とカープ愛
目の前に飛び出してくるような迫力の3D体験
このアカツキの映像は、迫力のある3D映像技術を用いて制作されており、まるで目の前に飛び出してくるような臨場感を体験することができます。この立体的な映像は非常にリアルであり、大きな注目を集めています。この映像は、専用のメガネをかけずに立体的に見えるよう、様々な工夫と検証によって実現した「裸眼3D映像」です。
赤いユニフォームを着用し新井監督をプッシュ
広島遠征にやってきたアカツキは、なんと赤い球団のユニフォーム姿で登場しました。これは第1弾の企画として、広島東洋カープとコラボレーションしたコンテンツです。
アカツキは、阪神でも活躍した新井貴浩監督を「推し」としており、ユニフォームには新井監督の背番号である「25番」がつけられています。映像では、お馴染みの応援歌に合わせて、広島の皆様に熱いエールを送っています。この映像は、約1年間を通して不定期で公開される予定です。
広島の新しいシンボル「オイスタービジョン」
広島の特産品にちなんだ大型ビジョン
アカツキの映像が公開されている「オイスタービジョン」は、広島駅新駅ビル中央アトリウム空間「エキ×デンスクエア」に設置されています。この大型LEDビジョンは、横幅が約7メートル、高さが約2メートルというサイズです。
オイスタービジョンという名称は、広島の特産品である牡蠣(オイスター)にちなんで名付けられました。人々を惹きつけ、新たな魅力を生み出す駅のシンボルとなることを目指しています。
大阪駅でアカツキが登場したビジョンが認知度向上を目的として制作されたのと同様に、広島でのアカツキの登場も、新駅ビルのアトリウム空間に設置されたこの大型ビジョンへの注目を集める役割を担っています。
企画・制作体制
この映像コンテンツは、株式会社JR西日本コミュニケーションズとトンガルマン株式会社が企画・制作を担当しました。株式会社JR西日本コミュニケーションズは、JR西日本グループの総合広告会社であり、「広告会社」「ハウスエージェンシー」「交通媒体社」の3つの機能を持つ企業です。今回の第1弾コラボレーションには、広島東洋カープが協力しています。
今回の広島東洋カープとのコラボレーションを皮切りに、JR西日本コミュニケーションズらは今後、第2弾、第3弾と地元プロスポーツチームとのコラボレーションコンテンツを企画・制作していく予定です。アカツキの映像とそれぞれのチームの魅力を融合させることで、広島の街全体を熱く盛り上げていくことが期待されています。
私の見解
大阪のヒョウ「アカツキ」は、大阪駅での認知度を背景に、広島初進出という形で地域拡張を行っています。単なる映像展示ではなく、地域のスポーツチーム(広島東洋カープ)とのコラボレーションを通じて親近感を醸成している点が巧みです。
裸眼3D映像による臨場感のある体験は、観光客や駅利用者の興味を引く「体験型コンテンツ」として評価できます。メガネ不要の立体映像は、日常空間に没入感をもたらす新しい試みです。
駅ビルやアトリウム空間の注目度を高めるだけでなく、広島駅周辺の賑わい創出、観光誘致、地域のプロスポーツ応援のムーブメント形成にもつながる可能性があります。
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