東広島市の国道で高齢夫婦の乗用車が電柱に衝突、助手席の夫が死亡
9月28日午後1時ごろ、東広島市福富町久芳の国道において、高齢の夫婦が乗った普通乗用車が直進中にセンターラインを越え、反対車線脇の電柱に衝突する単独事故が発生しました。
この事故により、助手席にいた85歳の無職が胸部への強い衝撃を受け病院に搬送されましたが、その後、急性心不全で死亡が確認されました。車を運転していた76歳の妻も骨折の重傷を負っています。現場は片側1車線の直線道路であり、事故発生時には路面が濡れていたということです。この事故により、広島県内で今年発生した交通事故による死者数は45人となりました。
福山市のひき逃げ事件、容疑者は事故の認識を否認
トラックが80代女性をはねて逃走、建設業の男を逮捕
9月28日午後6時ごろ、福山市御幸町中津原の市道でひき逃げ事件が発生し、福山市神辺町川北に住む建設業の38歳の男性が自動車運転処罰法違反(過失運転致傷)と道路交通法違反(ひき逃げ)の疑いで逮捕されました。容疑者はトラックを運転中に、道路左側にいた83歳の女性と衝突し、そのまま現場から逃走した疑いが持たれています。女性は肋骨を折るなどの大けがを負いました。
知人の気づきで事件が発覚、容疑者は否認を続ける
警察の調べに対し、逮捕された容疑者は「事故を起こしたという認識はありません」と容疑を否認しています。
この事件は、容疑者にトラックを貸していた知人が車の破損状況に気づき、ドライブレコーダーを確認したところ事故が判明し、容疑者を伴って警察に出頭したことで、容疑者の特定と逮捕に至りました。事故現場の市道は歩道と車道が分離されていない場所だったため、警察は詳しい事故の状況やいきさつについて捜査を進めています。
私の見解
高齢者による交通事故は、運転能力の低下や判断力の遅れが背景にある場合が少なくありません。今回の東広島市の事故も、雨で路面が濡れていたことが影響している可能性があります。高齢ドライバー本人だけでなく、同乗者や周囲の安全も守るための対策が求められます。
福山市のひき逃げ事件では、加害者が事故の認識を否定していることが問題です。事故後の誠実な対応は被害者の救護や責任の明確化に直結します。交通社会においては、事故発生時の正しい行動が社会的信頼を維持するうえで不可欠です。
高齢者の安全運転支援や、歩行者との安全確保、事故発覚後の適切な対応など、個人だけでなく地域全体で取り組むことが重要です。ドライブレコーダーや道路設計などの技術的支援も含め、交通事故を減らす取り組みを社会全体で進める必要があります。
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