2026年1月16日、広島市は市内に住む30代の男性が麻しん(はしか)に感染したと発表しました。広島県内では今年初めての感染確認となります。男性は感染の可能性がある期間に、広島電鉄や商業施設などの不特定多数が利用する場所を訪れていたため、市が注意を呼びかけています。
この記事では、公表された行動履歴や、はしかの症状、疑わしい場合の対処法について詳しく解説します。
広島市での「はしか」発生状況(2026年1月)
広島市によると、感染が確認されたのは市内在住の30代男性です。男性に海外渡航歴はなく、ワクチン接種歴は不明とされています。
感染が確認された男性の経過
男性の症状と診断までの経緯は以下の通りです。
- 1月11日:倦怠感や熱感が出現。
- 1月12日:38.0℃の発熱。
- 1月14日:発疹、咽頭痛、頭痛が現れる。
- 1月15日:医療機関を受診。検査の結果、麻しん(はしか)であることが確定。
【重要】患者が利用した施設と行動履歴
男性は感染可能期間(他者に感染させる恐れがある期間)に、以下の施設や公共交通機関を利用していました。
立ち寄り施設と時間帯(目安)
- 1月10日 11:15〜13:30:アルパーク北棟(109シネマズ広島 シアター1)
- 1月12日 10:00〜15:00:ジ アウトレット広島(フードコートの利用あり)
- 1月12日 15:30〜17:30:MARGINAL(マージナル)広島(広島市佐伯区)
公共交通機関(広島電鉄)の利用
- 1月10日:2号線、6号線、8号線を利用。
- 1月13日・14日:6号線(江波〜広島駅方面)を朝と夜の通勤時間帯に利用。
市は、麻しんウイルスの空気中での生存期間は2時間以下であるため、現時点でこれらの施設や車両を利用しても感染の心配はないとしています。
同じ時間に施設を利用した人がすべきこと
男性と同じ時間帯に上記の施設などを利用した可能性がある方は、以下の点に注意してください。
3週間の健康観察と受診時の注意
感染の可能性がある人は、利用した日から3週間(ウイルスの潜伏期間)は発熱などの症状が出ないか注意が必要です。 もし発熱、咳、鼻水、発疹など、はしかが疑われる症状が出た場合は、必ず事前に医療機関へ電話で連絡した上で受診してください。受診の際は、感染拡大を防ぐため公共交通機関の利用を控え、必ずマスクを着用しましょう。
麻しん(はしか)の症状と極めて強い感染力
麻しんは「はしか」とも呼ばれ、麻疹ウイルスによって引き起こされる感染症です。
風邪に似た初期症状と高熱・発疹
感染から約10〜12日後に、発熱、咳、鼻水などの風邪のような症状が現れます。一度熱が下がった後、半日ほどで39度以上の高熱と全身の発疹が出現するのが特徴です。肺炎や脳炎を併発し、重症化する場合もあります。
驚異的な感染力
はしかの感染力は極めて強く、空気感染、飛沫感染、接触感染で広がります。免疫がない集団に1人の患者がいると、12〜14人に感染させると言われており、これはインフルエンザ(1〜2人)を大きく上回ります。
最大の予防策は「予防接種」
はしかは空気感染するため、手洗いやマスクだけでは完全に防ぐことはできません。
予防接種が最も有効な理由
予防接種を受けることが最も効果的な予防方法です。対象者は早めに定期接種を受けてください。また、感染者と接触してから72時間以内にワクチンを接種することで、発症を予防できる可能性があります。 広島市では、特に小学校入学前の1年間(年長児)などの定期接種対象者に、早めの接種を呼びかけています。
まとめ
広島市内で発生した今回のはしか感染例では、大型商業施設や公共交通機関での接触の可能性が指摘されています。「はしかかな?」と思ったら、直接受診せず、まずは電話で相談することが大切です。
自分のため、そして周囲の人のために、予防接種歴を確認し、必要であれば接種を検討しましょう。
(※本記事の内容は2026年1月16日時点の情報に基づいています。最新の情報は広島市の公式ホームページ等でご確認ください。)

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