福山市ネウボラセンター、2025年9月6日より一部機能が稼働開始(1)

メモ

福山市の新たな支援拠点「ネウボラセンター」は、2025年9月6日より、その一部機能が稼働を開始しています。このセンターは、妊娠期から若者期(30代)までを対象に、相談、各種手続、交流・居場所事業を一体的に提供することを目的としています。特に、2023年4月に施行された「こども基本法」を受け、福山市がこれまで取り組んできた「福山ネウボラ」を強化し、子ども・若者支援を充実させる取り組みの一環です。

妊娠期から若者期までを一体的に支援する新拠点

福山市ネウボラセンターは、妊娠中の方から30代までの若者を対象に、切れ目のない支援を提供することを目指しています。これは、心身の発達の過程を通じて子どもの健やかな成長を支援し、社会生活で困難を抱える若者への支援に一体的に取り組むという国の「こども基本法」の趣旨を受けたものです。

広島県全体でも「ひろしまネウボラ」として、妊娠期から子どもが3歳になるまでの間に、保健師や保育士などの相談員が定期的に面談を実施し、子育て家庭のパートナーとして寄り添う取り組みが進められています。

天満屋福山店8階に開設、既存施設を拡充

ネウボラセンターの業務場所は、福山市元町1-1の天満屋福山店7階および8階の一部です。この開設にあたり、既存の子育て応援センター「キッズコム」の施設を有効活用し、屋内遊戯場の拡充、子育て家庭が安心して交流できる場や若者スペースの設置、子育てに関する機能の集約などが図られています。

天満屋福山店では、今回のネウボラセンター開設に合わせて25年ぶりの大規模改装を行い、「身近な良質空間」を目指しています。

8階が先行オープン、7階も順次整備へ

ネウボラセンターの8階部分は、2025年9月6日(土)にオープンしました。開所を記念して、同日14時にはオープニングセレモニーが開催され、福山市の枝広直幹市長は「子育て世帯の声を一つ残らず漏らさず受け止めて、子育てに優しい福山にしていきたい」と述べました。

一方、7階部分は2026年4月に若者が交流できるスペースとして整備が完了する予定です。業務履行期間は、8階部分が2025年8月29日まで、7階部分が2026年3月31日までとされています。

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