福山市の春日池や春日池公園ってどんな場所?300年以上の歴史ある池です

春日池の300年以上の歴史と、その一部が春日池公園として整備された経緯を紹介。公園の施設や活動、春日池ニュータウンについても触れています。

春日池の歴史

春日池は、福山市春日町にある歴史的な池で、300年以上にわたり地元の人々の農業を支えてきました。服部大池瀬戸池と並んで備後三大池の一つとして知られています。

江戸時代の初期までは春日池あたりまで海があり、春日池の南側は入江でした。寛永19年(1642年)に福山藩祖・水野勝成によって吉田新開が造成された際、谷状の地形を利用して灌漑用の溜池を造ることになりました。

300年以上にわたり春日地区、蔵王地区、引野地区、手城地区の農業用水として利用されていたましたが、田んぼが減り住宅地が増えて本来の役目を終え、昭和44年(1969年)12月から施行した東部土地区画整理事業の一環として、一部が埋め立てられて公園として整備されていきました。昭和61年(1986年)6月1日には15万6000平方メートルの春日池公園が整備されました。

春日池公園

春日池公園は福山市の東部に位置し、市民に愛される広大な公園です。園内は池を主要施設として中央広場、ばら園、菖蒲園、芝生広場、冒険の国などがあります。「太陽の滴」と名の付いた大理石によるモニュメントや多くの花木があり、自然を感じながらくつろげる空間となっています。

また、近年では新たな公園のあり方を検討するプロジェクトも進められています。そのプロジェクトでは、市民、地域住民、民間事業者が協力して、公園を豊かにするアイデアを試行しています。

余談

「福山市春日池」という住所も存在しますが、これは昭和44年(1969年)に施行された東部土地区画整理事業の一環としてできた住宅地です。「春日池ニュータウン」の愛称で知られています。

場所

福山市春日町4丁目2-1

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