福山市の花「ばら」。なぜ「ばら」なのか、なぜ平仮名なのか。現在の取り組みは?

福山市のばらのまちづくりについて紹介します。福山市民が大切に育てたばらは、現在では市の花として親しまれています。福山市では、2025年に20回世界バラ会議福山大会の開催を目指しています。

なぜ「ばら」なのか

福山市は広島県の東部に位置する都市で、市の花は「ばら」です。昭和32年(1957年)、福山市南公園(現・ばら公園)近くの住民が戦火で荒廃した街に潤いを与え、人々の心に和らぎを取り戻そうと、約1000本のばらの苗木を植えました。住民が大切に育て続けたばらはやがて真っ赤な花を咲かせました。昭和40年(1965年)に現在の姿となり、市民からは「ばら公園」と呼ばれるようになりました。

なぜ平仮名なのか

ばらのまちづくりは、市民の手で始まり、多くの人々の共感を呼びました。そして昭和43年(1968年)には「全国美しい町づくり賞・優秀賞」を受賞しました。市民の長年の「ばら」への想いから、福山市は昭和60年(1985年)4月に市の花に「ばら」を採用し、同時にひらがなの「ばら」を使うことに決めました。

「100万本のばらのまち福山」を目指して

福山市最大のイベント「福山ばらまつり」が年1回行われているほか、「ビッグ・ローズ」「ココローズ」「パ撮ローズ」など、市内の商業施設やサービスにも「ばら」や「ローズ」の名前が使われています。福山市は、市制施行100周年となる2016年に向けて、「100万本のばらのまち福山」を目指すアクションプランを策定し、福山市ばらのまち条例を制定しました。

現在、福山市では、2025年に第20回世界バラ会議福山大会の開催を目指しています。このイベントを通じて、福山市のばらのまちづくりの魅力を世界に発信し、福山市の観光振興につなげていきたいと考えています。 また、福山市では今後も市民の協力を得ながら福山市のばらのまちづくりを推進していく予定です。

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