福山市の花は「ばら」です。昭和60年(1985年)に制定されました。なぜ「ばら」なのか、なぜ平仮名なのかについては別記事をご参照ください。
今回は「ばらのシンボルマーク」の歴史とその意味、ばらを活用したまちづくりの取り組みについて紹介します。福山市の都市ブランド力の向上と知名度の向上を目指すストーリーをご覧ください。
ばらのシンボルマーク
福山市の花は「ばら」です。1992年から1993年にかけて、全世界からデザインを公募し、1,596人2,338点もの応募がありました。1993年11月には、ばらのシンボルマークが決定し、採用されました。このシンボルマークは筆で描いたもので、人と人とのふれあいをばらの花の中に表現しています。女性と男性、大人と子どもが向かい合ってばらを育み、支えあう姿を象徴化したものです。
余談:幻となった、ばらのシンボルマークとは
実は1993年4月に一度決定したばらのシンボルマークがありました。このシンボルマークは、ばらの品種である「ローズふくやま」と瀬戸内海の波をイメージし、「100万本のばらのまち」運動の広がりをあらわしていました。しかし作者から最優秀賞受賞を辞退する旨の申し出があったため、再審査となりました。
ばらのアクションプラン~みんなの「ばら」100万本プロジェクト~
2009年(平成21年)、ばらを活用したまちづくりの取り組みを全世界に効果的に発信し、福山市の都市ブランド力のさらなる向上と知名度の向上を図るとともに、ばらへの想いを誰もが分かち合える「100万本のばらのまち福山」を実現するため、市民の代表組織である「100万本のばら市民会議」を設立し、繰り返し議論しました。
2010年(平成22年)3月、福山市は「100万本のばらのまち福山」を実現するための行動計画「ばらのアクションプラン~みんなの「ばら」100万本プロジェクト~」を策定しました。また、福山市ばらのイメージキャラクター:ローラが誕生しました。
ばらのアクションプラン~みんなの「ばら」100万本プロジェクト~
- 福山の知名度アップ、都市ブランドの向上を図ります
- シンボルとなる拠点の充実・拡大を図ります
- 市民のばらに対する「想い」の共有を図ります
ローラとは
ローラ(Rola)は、福山市ばらのイメージキャラクターです。7月1日生まれの妖精の女の子で、福山市民や福山市を訪れた人のポケットに忍び込み、全国に幸せを届けています。ばらのシンボルマークと同じように各所看板などに描かれています。
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