福山市のばらのまちづくりとその象徴である「ローズマインド」について解説します。市制施行100周年に実現した「100万本のばらのまち福山」や、加藤登紀子さんと手嶌葵さんによる「100万本のばらのまち福山応援大使」についても紹介します。
福山市ばらのまち条例、ばらの日、ローズマインド
2015年(平成27年)9月18日には、「福山市ばらのまち条例」が制定され、5月21日をばらに込められた思いを伝える日として「ばらの日」と定められました。この条例は、ばらのまちづくりの基本理念を明らかにするとともに、ばらのまちづくりに関する基本事項を定めることにより、市民及び市が一体となってばらのまちづくりの推進に努め、もって平和の尊さや心の豊かさが実感できる活力ある福山の実現を図ることを目的としています。
その中で「ローズマインド」という言葉が出てきます。ローズマインドとは、「思いやり 優しさ 助け合いの心」を表しています。1957年(昭和32年)に福山市南公園(現・ばら公園)近くの住民から始まり引き継がれてきたローズマインドを、福山の文化として根付かせ、ばらを活用したまちづくりの取り組みを通じて平和の尊さや心の豊かさが実感できる活力ある福山の実現を図ることを目的としています。
「100万本のばらのまち福山」の実現
2016年(平成28年)5月21日,市制施行100周年に「100万本のばらのまち福山」が実現しました。
「100万本のばらのまち福山応援大使」の加藤登紀子さん、手嶌葵さん
「100万本のばらのまち福山応援大使」は、福山市の知名度アップと市民一体感の醸成を目指して設立されました。
時を戻して、2014年(平成26年)から歌手の加藤登紀子さんが、100万本のばらのまち福山応援大使を努めていました。加藤登紀子さんの代表曲『百万本のバラ』が関係しています。大使としての活動の詳細は不明ですが、先述の2016年(平成28年)5月21日に開催された「100万本のばら達成記念音楽祭」に参加されました。
2017年(平成29年)5月21日、加藤登紀子さんの任期満了に伴い、歌手の手嶌葵さんが100万本のばらのまち福山応援大使を引き継ぎました。手嶌葵さんは、ベット・ミドラーさんの『The Rose』をカバーしたデモCDの音源がデビューのきっかけとなっています。
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