サンフレッチェ広島、守護神大迫がベストセーブ賞受賞!リーグ制覇へ誓い新たに
サンフレッチェ広島のGK大迫敬介選手が、Jリーグ8月度月間ベストセーブ賞を受賞しました。受賞の対象となったのは、8月31日のセレッソ大阪戦でのプレー。1-1の同点で迎えた後半32分、ショートカウンターから1対1のピンチを迎えた際、相手FWのグラウンダーのシュートを横っ飛びで左手一本でセーブし、チームを危機から救いました。
大迫選手は、自身の好調の要因を「常に相手の位置や狙いを把握し、先手先手で主導権を持って対応する感覚」と分析しています。このスーパーセーブも、相手選手の動きを予測した想定内の対応だったと語っています。
現在リーグ最少失点を誇る守備陣を支える守護神は、「リーグ最少失点は優勝を狙う上で不可欠な目標」と語り、2015年以来のリーグ優勝に向けて、今後も完封試合を増やし、チームの勝利に貢献することを誓っています。
選考委員の一人である元日本代表の槙野智章氏も、大迫選手の活躍がチームに勝ち点をもたらしたと高く評価しました。サンフレッチェ広島は国内3冠の可能性を残す唯一のJ1クラブであり、過密日程をこなしながら複数タイトルを目指しています。
首位京都との激突と新スタジアムの魅力
サンフレッチェ広島は、過酷な7連戦を戦い抜き、リーグ暫定6位、そして2つのカップ戦でベスト4に進出するなど、好調を維持しています。キャプテン佐々木翔選手は、日々の良いトレーニングがチーム力を高め、誰が出てもサンフレッチェのサッカーを継続できることがチームの強みだと語っています。
9月12日には、リーグ最多得点を誇る首位の京都とホームで激突。特に京都のラファエルエリアス選手(リーグトップタイ15ゴール)は警戒すべき存在です。佐々木選手は、相手の攻撃力を警戒しつつも、「相手よりも走り、戦い、自分たちのサッカーを90分間表現すること」の重要性を強調しました。チームはリーグ優勝争いに関わり、タイトル獲得を目指すため、ホームのサポーターと共に勝ち点3を掴み取ることを目標としています。
サンフレッチェ広島のホームスタジアムである「ひろしまスタジアムパーク」は、昨年8月にオープンしました。広島市の原爆資料館から平和の軸線の延長線上に位置し、平和を象徴するスタジアムとして注目されています。
スタジアムの隣には飲食店などが入る商業施設「HiroPA」と広場が併設され、地域に賑わいを創出しています。この地は、かつて軍馬の厩舎や水路など、旧陸軍の輸送部隊の被爆遺構が見つかった場所でもあります。
スタジアム内には「広島サッカーミュージアム」があり、被爆から復興を遂げた広島の歴史とサッカーの発展、サンフレッチェ広島をはじめとするサッカー王国広島の歩みが展示されています。また、試合のない日でも楽しめる見学ツアーも人気で、選手になりきって記者会見室や選手ロッカールーム、ベンチなどを体験できます。
ロッカールームは選手間のコミュニケーションを促す楕円形が特徴で、天井にはサンフレッチェの三本の矢のエンブレムが描かれています。ベンチのシートは車のシート会社が製作しており、座り心地も抜群です。
全国高校サッカー選手権広島県大会、ベスト16が決定!
冬の風物詩、全国高校サッカー選手権広島県大会が開幕し、激戦を勝ち抜いた決勝トーナメント進出のベスト16が出揃いました。
1次トーナメントでは、伝統校の崇徳や呉港が3年ぶりに、そして大会3連覇を狙う広島国際学院が7年連続で決勝トーナメント進出を決めました。広島国泰寺は桜が丘との接戦を制し、後半に3年生早野選手の先制ゴールなどで勝利を収め、4年連続で勝ち上がっています。
また、全国優勝経験のある広島観音と工大高の試合は白熱のシーソーゲームとなり、観音の3年生岩本選手がコーナーキックを直接決めて勝ち越したものの、工大高が途中出場の2年生永迫選手のミドルシュートで同点とし、終盤には2年生大西選手と金城選手のゴールで逆転勝利。工大高がベスト16入りを果たしました。
工大高の主将は、去年の悔しい結果を乗り越え、ベスト8以上を目指すと語っています。美鈴が丘高校は尾道商業に6-0で快勝し、2年生藤田選手の2ゴールなどで初戦を突破しました。尾道商業は他クラブの部員にも声をかけ人数を集め、最後まで諦めずに戦い抜きました。
シード校である瀬戸内、翔洋、皆実、如水館を含む計16チームによる決勝トーナメントは、10月19日に幕を開けます。そして、今年の決勝戦は11月16日にエディオンピースウイング広島で行われる予定です。
70代シニアチームが全国制覇!広島ピースバーニングの挑戦
広島市を拠点とする70代が中心のシニアサッカーチーム「広島ピースバーニング」が、全国大会で初の優勝を飾りました。69歳から76歳のメンバーは、週に約3時間の練習を重ねてこの快挙を達成しました。
松井市長に優勝報告を行い、市長が命名したチーム名「広島ピースバーニング」には、「平和の想いを背負い、熱く戦い続ける」という願いが込められています。キャプテンの楚輪司選手は、優勝の喜びとやる気・強気・勝気の精神を市長に伝えたとのことです。
私の見解
若手からベテランまで、広島のサッカー界は多層的に成長・活躍していることが明確です。
プロ、学生、シニアという異なる舞台での成功や挑戦は、地域スポーツの魅力と可能性を多面的に伝える好例です。
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