500系新幹線への特別な思い
野川氏は、山陽新幹線を走る多種多様な車両の中でも、特に500系新幹線に特別な愛着を抱いていると語りました。カワセミをモデルにしたとされるその流線形のデザインは「イケメン」と評し、登場当時の技術で300km/hを実現するために頭脳を尽くして考え抜かれた形であると強調しました。
登場から25年以上経った今でもそのデザインは色褪せず、子どもたちにも人気があると述べています。
新幹線の座席の快適性とその背景
野川氏は、新幹線の快適性を語る上で座席の座り心地に言及しました。
• 500系「こだま」の6号車は、かつてのグリーン車の設備を普通車指定席として活用しているため、座席間隔が非常に広く快適であると紹介しました。
• 一方、東京と新大阪を結ぶ「のぞみ」のN700系は、16両編成で多くの乗客を運ぶため、座席は3列と2列の配置で、広さよりも輸送効率を重視した設計であると説明。
• これに対し、山陽新幹線から九州新幹線へ直通する「さくら」や「みずほ」の車両は、普通車指定席でも2列と2列のゆったりとした座席配置で、座席幅が広く、肘掛けにも余裕があると強調しました。料金は「のぞみ」とほぼ同じであるにもかかわらず、より快適な移動が可能だと野川氏は自身の意見として述べています。
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