年齢に応じた屋内遊戯場とワンストップ相談窓口
8階には、既存の「子育て応援センター『キッズコム』」と「えほんの国」が継続されるほか、対象年齢0歳~3歳向けの屋内遊戯場が拡充され、新たに4歳~8歳向けの屋内遊戯場が新設されました。
0~3歳向け遊戯場は既存の1.6倍に拡張され、ハイハイからジャンプまで体を動かす力を発達させる遊具(例:ちょうちょのハイハイクッションマット、丸太のソフトバランスなど)が導入されています。また、4~8歳向け遊戯場では、体を動かすだけでなく考える楽しさも感じられるインクルーシブ遊具や大型遊具(例:ネットクライミング、ごろごろボール、トランポリンなど)が導入されています。
遊戯場の床材は滑りにくくクッション性があり、清掃しやすく耐水性・耐汚染性にも配慮されています。 また、若者に関する相談・手続場所が新設され、若者の悩み(不登校、ヤングケアラー、ひきこもりなど)に対応する受付カウンターや相談室が設けられています。
相談室は20人収容が1室、8人収容が2室、6人収容が2室あり、相談者の声が漏れないような仕様で、落ち着いて相談できる装飾が施されています。
若者の悩みに寄り添い、多目的な居場所も提供
7階には、ネウボラ推進課を中心とした約100名の職員が執務する事務所が新設されます。ここでも、子ども・若者に係る各種手続きの受付や個別相談に対応し、入口付近には簡易キッズスペースが設置されます。
さらに、若者スペース・多目的室が新設され、中高生世代が自主学習や友達との会話、家・学校以外の居場所として自由に過ごせる空間となります。この多目的室は、利用定員おおむね50人程度で、用途別にゾーニングされ、可動式の仕切りによって用途を変更できる柔軟な空間設計がなされています。
安全性と利便性を追求した空間設計
センター全体として、施設利用者が迷わず目的の場所を探せるよう、ピクトグラムを用いた4か国語対応(日本語、英語、ベトナム語、中国語)の分かりやすいサインが設置されています。サインの色彩は暖色を基本とし、フロア全体と統一感のあるデザインが採用されています。
また、拡充される0~3歳向け遊戯場には、おむつ替え室と授乳室が増設され、調乳用温水器や流し台も設置されています。授乳室は男性も利用できるような工夫が凝らされており、これらの部屋は遊戯場や若者相談エリアが休館日でも利用可能とされています。
ネウボラセンターの開館時間は午前10時から午後6時までで、遊び場は午前10時から午後5時まで利用可能です。休館日は月曜日(祝日の場合は翌日)と年末年始です。
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