信号無視で発覚した酒酔い運転と強制採血
広島市の市道(城南通り)の交差点で、青信号になっても動かない軽バンを発見した警察官が、酒酔い運転の疑いで35歳の会社役員の男を逮捕しました。7月25日未明の出来事で、警察官が声をかけた際、男は寝込んでおり、強い酒の臭い、充血した目、ろれつが回らない状態でした。
男は任意の飲酒検知を拒否し、任意同行された警察署からも「もう帰る」と言って徒歩で帰宅しましたが、警察は令状を請求し強制採血を実施。その結果、基準値の約4倍のアルコールが検出されました。男は「飲酒運転していない」と容疑を否認しています。
福山市でも、基準値の6倍のアルコールが検出された45歳の無職の男性が、酒気帯び運転の疑いで現行犯逮捕されています。男性は、現場近くの店舗駐車場で物損事故を起こし、当て逃げとして通報されました。警察の調べに対し、男性は「酒は抜けていると思っていた」と容疑を否認しましたが、呼気からは基準値(0.15mg/l)を大幅に超える0.9mg/lのアルコールが検出されています。
無免許運転による重大事故と逃走
無免許で小型バイクを運転中に事故を起こし、後部座席に乗せていた女子高校生に大けがを負わせたにもかかわらず、現場から逃走したとして、呉市の17歳の解体工の少年が逮捕されました。
少年は9月11日夜、広島市南区的場町の交差点で乗用車と衝突。後部座席の16歳の女子高校生は胸椎骨折などの大けがを負いましたが、少年はバイクを歩道に寄せた後、被害者を置き去りにして逃走しました。少年と女子高校生はSNSで知り合い、初めて会った日に遊びに行く途中だったとのことです。少年は容疑を認める供述をしています。
エレベーター内での不同意わいせつ未遂
呉市内の集合住宅のエレベーター内で、10代の女性にわいせつな行為をしようと考え、首を絞める暴行を加えたとして、住所不定・無職の38歳の男が不同意わいせつ未遂の疑いで逮捕されました。女性が抵抗したため未遂に終わり、怪我はありませんでした。
容疑者と被害女性に面識はなかったとみられています。警察は、女性からの通報を受け、防犯カメラに映っていた容疑者に似た人物を職務質問することで特定し逮捕しました。男は容疑を認めています。
職場での立場を利用した幼い園児へのわいせつ行為
勤務していた保育園で園児にわいせつな行為をした罪に問われている、広島市安芸区の元保育補助員(25)の裁判で、検察は懲役2年を求刑しました。元補助員は去年10月から11月までの間に、園に通っていた女の子の下半身を触った罪に問われています。
初公判で被告は起訴内容を認めました。検察は、職員という立場を利用した悪質な犯行であると指摘しました。一方、弁護側は、被告が反省しており、被害者と今後一切接触しないよう生活拠点を他県に移しているとして、執行猶予付きの判決を求めています。判決は今月30日に言い渡される予定です。
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