虚偽のプロフィールと面識のない相手
広島県呉市警固屋に住む無職の男(60)が、10代の女性を監禁した疑いで逮捕され、その後送検されました。警察への取材によると、容疑者はSNSで自身の年齢を若く偽るなどした虚偽のプロフィールを掲載し、女性と知り合ったとみられています。二人はこの日に初めて会ったとされており、元々面識はありませんでした。
暴力団関係者を名乗る脅迫行為
容疑者は、自身が暴力団関係者であると女性に告げて脅迫し、2025年10月1日の夕方頃から4日午後9時頃までの約4日間にわたり、自宅やホテルなどで女性を監禁した疑いが持たれています。この事件は、女性の家族からの「帰ってこない」という110番通報によって発覚しました。警察の捜査により、女性が容疑者の自宅にいることが判明しました。女性は会話できる状態で、命に別状はありませんでした。容疑者は警察の調べに対し、「監禁なんかしていません」と容疑を否認しています。
私の見解
SNSでの虚偽のプロフィールは、相手を欺くだけでなく、重大な犯罪に発展する危険をはらんでいます。特に、初対面の相手と安易に会うことは大きなリスクを伴います。信頼関係のない相手とは、やり取りの段階から慎重な姿勢が必要です。
「暴力団関係者」を名乗る脅迫行為は、被害者に恐怖を与え、精神的にも強い圧力をかけるものです。こうした行為は社会全体に対しても不安を与え、決して許されるものではありません。警察の迅速な対応が被害の拡大を防ぎました。
SNSが生活に深く根付いた今こそ、私たちは「見えない相手との距離感」を常に意識する必要があります。安全な利用のためには、個人情報を安易に開示せず、異変を感じたらすぐに周囲や警察に相談する勇気が大切だと思います。
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