学びと地域がつながる広島の三連休:音楽・物流・スポーツで感じる未来の力

メモ

音楽大学の体験機会と高校生のプロジェクト発表

エリザベト音楽大学では10月12日(日)に秋のオープンキャンパスが開催され、およそ80人が参加しました。教員によるパイプオルガンと声楽の演奏や、学生を交えた金管アンサンブルのスペシャルコンサートが披露されました。また、保育士を目指す学生向けの授業体験や、教員とマンツーマンでの声楽レッスンが提供され、参加した高校生からは普段はない機会が得られたとの声がありました。

また、大崎上島町の大崎海星高校では、瀬戸内エリアの高校生たちが自ら考えた事業プロジェクトを発表する「高校生マイプロジェクト瀬戸内・大崎上島サミット」が開かれました。ある高校生チームは、島の規格外かんきつを活用したオランジェットブランドの立ち上げを提案しました。この発表会は、地域の大人や同世代の学生との議論を通じて、アクションを起こすきっかけとなることを目的に開催されています。

物流業界の理解促進と命を繋ぐ啓発活動

広島市では、トラックや運送事業を身近に感じ、物流業界への関心を高めることを目的とした「ひろしまトラックまつり」が10月12日(日)に開催されました。トレーラーやクレーン車など約30台が集結し、家族連れなど約1万7000人が来場しました。

子どもたちは制服を着て、手押し台車で荷物の収集や配達を行う「こども運送お仕事体験」や、冷凍車の荷台でマイナス30度の世界を体感し、トラックの魅力に目を輝かせていました。主催者側は、このイベントを通じて業界への理解や、物流業界で働いてみたい人を増やしたいとしています。

さらに、広島県廿日市市の商業施設では、アートを通じて骨髄移植や献血の重要性を訴えるイベントが初めて開かれました。県内で活動する団体がバレエや和太鼓、ダンスなどのパフォーマンスを披露し、少子高齢化の影響でドナーや献血協力者が減少している問題への理解を促しました。主催者は、今後も定期的に活動を続けていきたいと述べています。

呉市では、「広島ホームテレビ 食協カップ 第53回広島ママさんバレーボール大会」の呉地区大会が10月11日(土)に開催され、クラブの部と地域の部あわせて14チームが熱戦を繰り広げ、勝ち抜いた5チームが県決勝大会への出場を決めました。試合に先立ち、60歳以上のプレーヤーの表彰も行われました。

私の見解

エリザベト音楽大学のオープンキャンパスや大崎海星高校のマイプロジェクト発表は、若者が地域や文化とつながる貴重な機会だと感じます。音楽や地域課題への探究を通じて、学びが社会と結びつく実践的な教育が広がっているのは心強いことです。これらの体験が進路選択に確かな自信を与えてくれることでしょう。

「ひろしまトラックまつり」では、物流の大切さを子どもたちに楽しく伝えている点が印象的でした。加えて、廿日市市で行われた骨髄移植・献血啓発のイベントも、命のリレーを支える取り組みとして意義深いものです。どちらも、社会の仕組みや支え合いの大切さを実感できる活動だと思います。

呉市のママさんバレーボール大会は、世代を超えて地域の絆を深める素晴らしい行事です。競技を通して生まれるチームワークや友情は、地域の元気の源です。こうした草の根の活動が、広島県全体の活力を支える原動力になっていると感じます。

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