福山とんど祭りってなに?歴史や練り歩きについて紹介

福山市のとんど祭りは、毎年1月8日に開催される伝統行事で、福山市の無形民俗文化財にも指定されています。2024年の福山とんど祭りの日程、展示、ルートについても紹介します。

福山市のとんど祭りについて

福山市のとんど祭りは、福山市で毎年1月8日に開催される伝統行事です。とんどとは、長い竹を四角錐の形などに組み立て、正月飾りや書初めを焼き無病息災などを願う行事です。福山とんど祭りは、1622年の福山城築城を記念して1623年に始まり、当時の城下36の町が,それぞれ意匠を凝らしたとんどを作り、とんど音頭を囃しながら練り歩いたのが始まりとされています。江戸時代、とんどを担いで町中を練り歩いた福山とんどは「日本一のとんど」と言われるほど勇壮で華麗だったようです。初代福山藩主の水野勝成は、特に吉津町の鶴亀とんど、上魚屋町の懸け鯛、笠岡町の諌鼓鶏、船町の宝船、下魚屋町の三方に伊勢海老という5つの町の飾りを褒めたようです。以来、これらの町は400年にわたり同じ意匠で作り続けています。特色は、竹のてっぺんに付けられた豪華な飾りで、人々が担ぎ囃しながら町中を練り歩くことです。福山とんど祭りは福山市の無形民俗文化財にも指定されています。

2024年の福山とんど祭りの開催日程・展示

2024年の福山とんど祭りは1月8日に開催されます。主催は福山市東交流館を拠点とする福山とんど実行委員会です。12時30分から福山市中央公園で安全祈願が行われ、13時から練り歩き出発式、13時20分から4学区6基が練り歩きます。4学区6基については以下の通りです。
1)東学区「鶴亀」、2)東学区「懸鯛」、3)東学区「伊勢海老」、4)手城学区「懸鯛」、5)深津学区「宝船」、6)旭学区「諫鼓鶏」
このうち、1)2)3)は、中央公園→久松通商店街→宮通り商店街→船町商店街→本通商店街→大黒町商店街→胡町交番→東小学校のルートです。
4)と5)は、中央公園→久松通商店街→宮通り商店街→船町商店街→本通商店街→大黒町商店街のルートです。
6)は、中央公園→久松通商店街→宮通り商店街→船町商店街→本通商店街→グッドライフ病院東通り→旭小学校のルートです。
福山市立東小学校では15時から火入れ式が行われます。
なお福山城天守前広場にて2023年12月26日から2024年1月7日まで、6学区7基の展示が行われています。6学区7基については以下の通りです。
1)東学区、2)東学区、3)手城学区、4)深津学区、5)旭学区、6)桜丘学区、7)西深津学区
ただし、6)は2024年1月5日まで展示されていました。

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