商業施設での盗撮・暴行事件で小学校教員を再逮捕
計画的な盗撮行為と逃走時の暴行容疑
広島市立小学校の教員(27歳)が、2025年9月22日に性的姿態等撮影と暴行の疑いで再逮捕されました。容疑は9月2日の夕方、広島市中区の商業施設内で、10代の女性客2人のスカート内にスマートフォンを差し入れ、下半身を動画撮影したというものです。
この犯行に使用されたのは、つま先に穴を開けたスニーカーにスマートフォンを仕込んだ特殊な靴でした。警察などへの取材から、容疑者は事件の約40分前に勤務先の小学校を退勤した後、この盗撮用の靴に履き替えて店を訪れたとみられています。
さらに、男は店員に気づかれて逃走を図る際、近くの路上で彼を取り押さえようとした30代の男性に体当たりし、転倒させた疑いも持たれています。男は店から約400メートル逃走した後に取り押さえられました。
容疑の認否と余罪捜査の状況
男は盗撮行為については容疑を認めているものの、暴行容疑については「逃げることに必死だったので記憶にない」と供述しています。
この教員は、既に同じ日に同じ商業施設で別の10代女性に対する盗撮未遂の疑いで現行犯逮捕されていました。今回の再逮捕は、現場付近で押収されたスマートフォンに保存されていた動画データを警察が解析した結果、別の女性2人を盗撮していた疑いが強まったことによります。警察は余罪についても引き続き捜査を進めています。
広島市教育委員会教職員課は、今回の事件が学校教育に対する信頼を著しく損なうものであり、厳正に対処し、根絶に向けて取り組む意向を示しています。
未成年者に対するわいせつ事件も相次ぎ発覚
公園と民家の敷地内で発生した女児への不同意わいせつ容疑
2025年9月24日、広島市西区に住む無職の男(42歳)が、9月5日午後3時半ごろ、熊野町にある民家の敷地で10歳未満の女児に「スカート下げて」などと指示し、着衣を下げさせるなどした不同意わいせつの疑いで逮捕されました。男は容疑を認めていますが、被害者との面識や民家との関係はなかったとのことです。
また、9月25日には、広島市西区の無職の男(52歳)が、8月4日昼頃に広島市西区の公園で遊んでいた10歳未満の女児の下半身を、着衣の上から触った不同意わいせつの疑いで逮捕されました。女児の関係者からの被害届を受けて事件が発覚し、警察は防犯カメラの映像や周辺の聞き込み捜査を通じて男を特定しましたが、男は「触っていない」と容疑を否認しています。
公共交通機関での公然わいせつ
9月22日、JR可部線の下祇園駅と古市橋駅の間を走行中の列車内で下半身を露出したとして、自称・自営業の男(61歳)が公然わいせつの疑いで現行犯逮捕されました。目撃者の通報を受け、駆けつけた警察官が現行犯逮捕に至りましたが、男は「露出していません」と容疑を否認しています。
私の見解
- 教育現場への深刻な信頼失墜
現職の小学校教員が計画的に盗撮し、さらに暴行を伴う逃走を図ったことは、学校教育に対する市民の信頼を根底から揺るがすものです。教育委員会が「厳正に対処」と表明しているのは当然であり、再発防止策として教員の倫理教育や採用・勤務管理体制の見直しが急務です。 - 性犯罪の連続的発生
広島市・熊野町で未成年者を狙った不同意わいせつ、公園での加害、さらに列車内での公然わいせつと、短期間に複数の事件が発覚しています。これは「地域の安全」に対する不安を高め、防犯体制の強化や住民の防犯意識向上が求められる状況です。 - 再犯・余罪の可能性
今回の小学校教員は「盗撮未遂」で逮捕されたのち、スマホ解析から別件の盗撮が発覚し「再逮捕」となりました。隠された余罪が後から明らかになるパターンは性犯罪に多く、警察の徹底した捜査と、司法による厳格な判断が必要です。
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