現職に挑む新人の政策
任期満了に伴い今年12月14日告示、21日投開票の竹原市長選挙では、竹原市議会議員の平井明道氏(46、無所属新人)が立候補を表明しました。
平井氏は、現状の「古いハコモノ利権ファースト政治」から脱却し、「市民生活ファースト政治」を取り戻すことを主張しています。特に、市役所旧庁舎跡地周辺の複合施設建設計画については、市の財政状況に合うように見直す必要があり、大型ハコモノ行政は将来的な財政破綻の恐れがあるとして反対しています。
また、公約として、人口と税収を増やすことを大前提とし、若者や女性が住みやすい街にするため生活支援の強化を掲げています。
現職の動向と自民党の推薦
これに対し、現職の今栄敏彦氏(65)は3選を目指して無所属で立候補する意向を固めています。自民党広島県連は9月25日に選挙対策委員会を開き、この今栄氏を推薦することを決定しました。
私の見解
竹原市長選挙は、市民生活に直結する大きな選択の場です。新人候補が訴える「市民生活ファースト」の姿勢は、これまでの政治に疑問を持つ人にとって注目すべきポイントだと思います。
一方で、現職が自民党の推薦を受けて立候補することで、安定感や実績を重視する有権者も多いでしょう。継続と変革のどちらを選ぶか、住民一人ひとりの判断が試される局面です。
選挙は単なる人物選びではなく、地域の未来像を共有する機会です。財政の持続性や若者・女性が住みやすい環境づくりなど、具体的な政策を比較しながら、自分たちの生活に直結する選択を考える必要があります。
コメント