世界陸上東京大会、広島ゆかりの選手たちの意気込み

メモ

福部真子選手:病を乗り越え2度目の世界陸上へ

2025年9月13日に開幕する東京世界陸上に、女子100メートルハードル日本記録保持者の福部真子選手(府中町出身、日本建設工業所属)が出場します。福部選手は2022年のオレゴン大会以来、2回目の世界陸上出場となります。

彼女は昨年秋に頸部のリンパ節が腫れ発熱する菊池病に罹患し、今年春以降も微熱やアキレス腱、ひざの違和感に苦しむなど、困難な日々が続きました。しかし、日本選手権で3位に入り、8月16日のレースで参加標準記録(12秒73)を突破して代表入りを果たしました。福部選手は9月5日の練習公開で、「万全な状態でスタートラインに立てれば、今シーズン1の走りとタイムは出せると思うので、そこをクリアできるように準備したい」と意気込みを語りました。女子100メートルハードルの予選は9月14日(日)11時28分から、準決勝と決勝は9月15日(月)に行われます

野本周成選手:初の出場でメダル目指す

男子110メートルハードルでは、愛媛県出身で広島を拠点に活動する野本周成選手(愛媛競技力本部所属)が自身初の世界陸上出場を果たします。野本選手は、福部選手を指導する尾崎コーチのもとで練習するため、2年前に拠点を広島に移しました。彼は9月5日の練習公開で、「決勝でメダルを取るという僕の目標があるので、確実に取ろうと思ったら12秒台が必要」と語り、開幕に向けて調整に余念がありません。男子110メートルハードルの予選は9月15日(月)夜に行われる予定です。

真野友博選手:3大会連続出場、広島からの応援に感謝

男子走高跳では、広島市出身の真野友博選手が3大会連続で世界陸上出場を決めました。真野選手は今年の日本選手権で優勝し、参加標準記録は突破できなかったものの、ワールドランキングで選出されました。彼は、「広島の方もたくさん応援してくださって感謝しかないし、東京世界陸上では自分のゆったりした助走からの早い踏み切りに注目してもらいたい」とコメントしています。真野選手の予選は9月14日(日)午後に行われる予定です。

東京世界陸上 2025 広島ゆかりの選手出場スケジュール

日時(予定)種目・ラウンド選手名内容・注目ポイント
9月14日(日)11:28女子100mハードル・予選福部真子菊池病から復帰後、2度目の世界陸上挑戦。参加標準突破済み。
9月14日(日)午後男子走高跳・予選真野友博3大会連続出場。日本選手権優勝。ランキングで出場権獲得。助走から踏み切りに注目。
9月15日(月)時間未定女子100mハードル・準決勝/決勝福部真子「万全でスタートラインに立てればベスト更新可能」と意気込み。
9月15日(月)夜男子110mハードル・予選野本周成世界陸上初出場。尾崎コーチ指導のもと広島で鍛錬。目標は「決勝でメダル」。12秒台を狙う。

私の見解

3人それぞれが異なる背景を持ちつつも「広島から世界へ挑む」という共通軸を持っており、地域にとって大きな誇りとなる大会になると考えます。

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