2024年4月17日の地震:概要と広島県での影響

福山市のエトセトラ

2024年4月17日に豊後水道で発生した地震の詳細と広島県での影響を解説します。地震の種類や南海トラフ地震との関連性、地震への備えについても触れています。

2024年4月17日の地震の概要

2024年4月17日午後11時14分ごろに、地震が起こりました。この地震の震源地、つまり地震が始まった場所は「豊後水道」という海域でした。地震の大きさを示す「マグニチュード」は6.6で、これはかなり大きな地震を意味します。

今回の地震は、フィリピン海プレートという大きな岩盤が地球の内部に沈み込むことで起こりました。そして、その震源の深さは39キロと推定されています。

さらに、この地震は「正断層型の地震」と呼ばれる種類のものでした。これは地震が起こるときに、地面が東西方向に引っ張られる力が働いていたことを示しています。

津波は海底で大きな地震が起きると発生することが多いのですが、今回の地震ではその心配はありませんでした。

広島県での影響

地震が起こったとき、その影響は広範囲に及びます。今回の地震でも、広島県内のいくつかの地域で大きな揺れが観測されました。具体的には、呉市、江田島市、府中町、大崎上島町で震度4の揺れが感じられました。震度4というのは、「揺れが大きく、立っているのが困難」とされるレベルです。

さらに、広島県内のより広い範囲で震度3の揺れが観測されました。震度3は、「揺れがやや強く感じられ、驚く」とされています。つまり、この地震によって、広島県内の多くの人々が大きな揺れを体験したことがわかります。

地震の影響は、揺れを感じるだけでなく、交通機関にも及びました。JR西日本によると、地震が起こった後、安全を確認するために一時的に列車の運行を停止しました。その結果、県内の在来線では最大で10分程度の遅れが出ました。

さらに、三原と徳山の間を走行していた山陽新幹線の下り4本と上り1本、合わせて5本の列車にも遅れが出ました。これらの列車の遅れは最大で13分程度で、約600人の乗客に影響が出ました。

南海トラフ地震との関連性

地震について詳しい広島大学文学部の後藤秀昭教授の話をもとに、地震の種類とその関連性について説明します。

まず、地震にはいくつかの種類があります。その一つが「プレート境界型の地震」で、これは地球の表面を覆う大きな岩盤、つまりプレートの境界部分で起こる地震です。このタイプの地震は「逆断層」と呼ばれる現象で起こり、プレートが互いに押し合って起こる地震です。南海トラフ巨大地震はこのタイプの地震の一つです。

しかし、今回の地震は異なるタイプ、つまり「正断層型の地震」でした。これはプレートの下の深い部分、地球の内部で起こる地震です。この地震は、地球の内部でプレートが引っ張られる力によって起こります。

後藤教授によると、「今回起きた地震によりただちに急激にプレート境界型の地震が起こりえるということは言えない」とのことです。つまり、今回の地震がすぐに南海トラフ巨大地震を引き起こすわけではないということです。

しかし、それは「いつ地震が起こるのかはまったくわからない」という事実を変えません。地震は予測が難しく、突然起こるものです。だからこそ、「きょうでもあしたでもプレート境界型の地震が起きてもおかしくない」と後藤教授は警告しています。

地震への備え

地震に対する備えはとても重要です。特に、夜間に地震が起きたときは、寝ている人も多いため、安全対策をしっかりと行う必要があります。ベッドの周りに危険な物がないか、落下してくる物がないかなど、日頃からチェックしておくことが大切です。

関連URL

参考URL

https://newsdig.tbs.co.jp/articles/rcc/1121134?display=1
https://newsdig.tbs.co.jp/articles/rcc/1121838?display=1
https://www3.nhk.or.jp/lnews/hiroshima/20240418/4000025652.html
https://newsdig.tbs.co.jp/articles/rcc/1123714?display=1
https://www.tss-tv.co.jp/tssnews/000023797.html

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